第102回 京都大学丸の内セミナー




生態系を巡る窒素:足りないのか余っているのか

平成31年1月11日(金)18:00より

木庭啓介 (生態学研究センター 教授)







 農作物の栽培において窒素を含む肥料を利用することからもわかるように、植物にとって窒素は大切かつ足りない栄養素であると考えられている。

 ところが近年の人間活動の増大に伴い、大量の窒素が降水などでもたらされるようになっており、地球上の窒素循環はかつてない変化を受けてしまっている。

 このような状況で、植物、そして生態系はどのように応答すると考えられるのか、また並行して生じている温室効果との関係はどのようになると考えられているのかについて本講義では論じる。





 窒素が著しく足りない北アラスカツンドラ生態系








 窒素飽和を診断するための森林集水域窒素研究の様子








 硝酸イオンの酸素安定同位体比を用いた森林窒素飽和診断スキーム





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