第109回京都大学丸の内セミナー




東南アジアにおけるLGBTの政治学:
インドネシアの過去・現在、そして未来

令和元年8月2日(金)18:00より

岡本正明(東南アジア地域研究研究所 教授)

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1980年代以降、東南アジアは経済成長を続けてきた結果、日本以上に急速に社会変容が進んできている。そうしたなか、性のありかたについても、揺らぎがみられる。図1を見ればわかるように、アジアでも性的指向の多様性を国家が認める動きも見られつつある。しかし、イスラーム圏を中心として、国家の政策だけでなく、社会的にもLGBTを全く認めない言説も目立つ。例えば、インドネシアの映画監督ガリン・ヌグロホが作成した『我が身体の記憶』(KucumbuhTubuh Indahku)(図2)は、2019年に上映されると、LGBTを容認するものとして激しい議論が起きた。本発表では、寛容なイスラームが基調と言われるインドネシアにおいて、性の多様性をめぐる政治はどのように展開してきているのかをお話したい。そして、今後の東南アジアにおける性の多様性をめぐる国家と社会のせめぎあいの行方を検討することにしたい。


 








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