未踏科学研究ユニット研究報告会2021
京都大学研究連携基盤未踏科学研究ユニット報告会2021を開催しました
日 時 :2021年7月24日(土)13時-17時
場 所 ウイルス・再生研会議室
Web開催(Zoom使用)
京都大学研究連携基盤では、令和3年7月24日(土)午後1時から未踏科学研究ユニット報告会2021をオンラインにより開催し、65名の参加がありました。
プログラム前半は、中北英一副基盤長(防災研究所長)の司会により進められ、渡辺隆司基盤長の開会挨拶・基盤概要の説明に引き続き、未来を切り拓く量子情報ユニットの森前智行副ユニット長によるユニット紹介及び3名の発表者による研究発表、多階層ネットワーク研究ユニットの今井啓雄ユニット長によるユニット紹介及び2名の発表者による研究発表が行われました。
プログラム後半は、熊谷隆副基盤長(数理解析研究所長)の司会で、持続可能社会創造ユニットの小西哲之ユニット長によるユニット紹介及び4名の発表者による研究発表、データサイエンスで切り拓く総合地域研究ユニットの三重野文晴ユニット長によるユニット紹介及び2名の発表者による研究発表が行われ、最後に熊谷副基盤長による閉会挨拶で幕を閉じました。当日は短い時間で十分な質疑応答時間も取れませんでしたが、限られた時間の中、活発な意見が出されました。
また、当日は研究連携基盤の評価委員会委員にも参加をお願いし、多くの委員にご参加いただきました。報告会終了後開催された評価委員会では、今後のユニット運営について指標となる多くのご意見・感想が寄せられました。多忙な中ご参加いただいた評価委員の先生方に感謝申し上げます。
<プログラム>
13:00~13:15 開会挨拶 渡辺隆司(研究連携基盤長)
13:15~14:00 未来を切り拓く量子情報ユニット
「量子情報ユニットについて」
森前智行(基礎物理学研究所 准教授/副ユニット長)「量子計算の素粒子物理学への応用について」
本多正純(基礎物理学研究所 助教)「ランダム行列論と量子情報」
Benoit Collins(理学研究科 教授)「光量子回路を用いた量子情報処理」
岡本 亮(工学研究科 准教授)
14:00~14:05 質疑応答
14:05~14:50 多階層ネットワーク研究ユニット
「ユニットの概要、活動状況について」
今井啓雄(霊長類研究所 教授/ユニット長)「苦味感覚から迫るマダガスカル産霊長類の竹食適応の分子基盤」
糸井川壮大(霊長類研究所 研究員)「ヒト科における重層社会の進化について」
古市剛史(霊長類研究所 教授)
14:50~14:55 質疑応答
(休憩10 分)
15:05~15:50 持続可能社会創造ユニット
「ユニット概要報告」
小西哲之(エネルギー理工学研究所 教授/ユニット長)"Direct synthesis of Alzheimer's drug candidates from woody biomass"
(アルツハイマー病治療薬候補化合物の木質バイオマスからの直接合成)
PINCELLA Francesca(化学研究所 講師)"Develop an advanced eco-friendly scenario for integrated biorefinery"
Sadat Mohamed Rezk Khattab(生存圏研究所 研究員)「スマトラ島の熱帯湿潤流域を対象にした洪水リスクに対する温暖化影響評価」
佐山敬洋(防災研究所 准教授)"Zoroastrianism and Sustainability: Remote Roots and Contemporary Perspectives"
Matteo Miele(東南アジア地域研究研究所 特定助教)
15:50~15:55 質疑応答
15:55~16:40 データサイエンスで切り拓く総合地域研究ユニット
「ユニットの概要、活動状況について」
三重野文晴(東南アジア地域研究研究所 教授/ユニット長)"On The Use of Hard Data in Energy-Related Research from Social Science and Humanities"
Jordi Cravioto Caballero(エネルギー理工学研究所 特定助教)「心理学と大規模データ利用について:コロナ下のSNS 相談テキストの分析」
中山真孝(こころの未来研究センター 特定助教)
16:40~16:45 質疑応答
16:45~16:50 閉会挨拶 熊谷 隆(連携研究調整室長)