第17回京都大学附置研究所・

センターシンポジウム

第17回京都大学附置研究所・センターシンポジウム

第17回京都大学附置研究所・センターシンポジウム/京都大学松山講演会を開催しました。


日 時 :2022(令和4)年3月5日(土曜日)

場 所 :松山市民会館 大ホール

主 催 :京都大学、京都大学研究連携基盤

後 援 :愛媛県教育委員会、読売新聞社  

本学19の附置研究所・研究センターにより構成される京都大学研究連携基盤は、第17回京都大学附置研究所・センターシンポジウム/京都大学松山講演会「京都からの挑戦―地球社会の調和ある共存に向けて」を四国で初めて松山市において開催しました。


本シンポジウムは、それぞれ独自の研究業績を有する附置研究所・研究センターが、それらの成果を広く社会に還元することを目的として、平成18年から毎年1回全国各地の主要都市で開催しているものです。


第17回となる今回は、「パラダイムシフト-新しい世界を創る京大」をサブテーマとして開催しました。今回のシンポジウムは、本学がこれまで蓄積してきた知的資源や現在進行中の教育研究活動の成果等を広く社会に還元する目的として平成9年から全国で展開してきた京都大学地域講演会の一環でもあります。

シンポジウムでは、先ず京都大学時任 宣博理事・副学長が開会の挨拶を行い、その後、宮内 雄平エネルギー理工学研究所 教授による「ナノスケール物質科学と未来のエネルギー」、小坂田 ゆかり防災研究所 助教による「10 年後、50年後、温暖化で梅雨豪雨はどう変わる?」、牧野 和久数理解析研究所 教授による「最適化とAI ―計算理論の視点から―」、緒方 広明学術情報メディアセンター 教授による「教育データで教え方や学び方を変える!」、休憩を挟んで午後からは、舘野 隆之輔フィールド科学教育研究センター 教授による「窒素の環境問題 ―化学肥料がもたらす恩恵と脅威―」、内田 由紀子こころの未来研究センター 教授による「「幸せ」とは何か?未来の暮らしについて考える」、清水 延彦経済研究所 特定准教授による「経済学で実現する持続可能な脱炭素社会」の7講演が行われ、それぞれの研究成果がわかりやすく説明されました。

また、講演終了後には、寄せられた質問に対して講演者が答え、より理解が深められました。


 次に、パネルディスカッションでは、渡辺 隆司研究連携基盤長(生存圏研究所教授)の司会により、京都大学湊 長博総長、時任 宣博理事・副学長と7名の講演者が「学問がリードするパラダイムシフトとは?」について意見交換が行われました。

パネルディスカッションの様子 

最後に湊 長博総長から総括・挨拶が行われ、シンポジウムは無事終了しました。 

 

今回のシンポジウムは、コロナ禍により団体での参加が困難な高校生などに配慮し、会場での参加に加えて初めてオンライン配信を実施し、双方で32名の参加がありました。うち、中高校関係では愛媛県内をはじめとして23校65名の参加でした。

 今回のシンポジウムも昨年と同様に感染症防止のため収容率50%以内の定員で実施するとともに、会場参加者には事前に問診票を送付して体調を確認するなど万全を期して開催されました。感染症対策のためにご協力いただきました参加者及び関係者の皆様にはお礼を申し上げるとともに、後援いただきました愛媛県教育委員会及び読売新聞社にも厚くお礼を申し上げます。今回のオンライン配信を機に、今後さらに多くの方にご参加いただけるよう広報を充実して参りたいと考えておりますので、引き続きご支援よろしくお願いいたします。

総括・挨拶を行う湊 長博総長